スタッド溶接の解説
スタッド溶接とは
スタッド溶接の歴史
電力アーク方式
ショートサイクル方式
コンデンサ(CD)方式
◆電力アーク方式
別名サイクアーク方式ともいわれ、アークスタッド溶接法の基本である。
本方式では、ほとんど直流溶接電源が使用される。
その原理を図−3に示す。
まず溶接しようとするスタッドをスタッド溶接用ガンのチャックに差し込み、耐熱磁器製のフェルール(FERRULE)と呼ばれるものでスタッドの溶接端を囲み、母材に押付ける。
つぎに溶接用ガンのスイッチを押せば制御回路が動作を始め、母材とスタッドの間にパイロット電流が流れ、同時に溶接用ガン内のソレノイドコイルが励磁され、スタッドが母材から引離されてパイロットアークが母材とスタッド先端との間に発生する。
これに引続きメインアーク用の大電流が流れ、
予めタイマーによって設定された溶接時間だけメインアークを持続したのち、
ソレノイドコイルの励磁が切れ、溶接用ガン内部のスプリングの反発力によって、スタッドは自動的に母材の溶融池に向かって押し戻される。
溶接金属はフェルール内部でゆるやかに冷却され、適正な余盛が形成されて溶接が完了する。最後にスタッドをチャックから引抜き、
フェルールを壊して取除けば作業は完了する。
ガンを溶接位置に押し付けるとスタッド先端が母材に接触する。
スイッチを押すと弱い電流が流れ、スタッドが引上げられてパイロットアークが発生する。
電流が強くなり、強力なアークがスタッド先端と母材の一部を溶かす。
セットされた時間後スタッドが母材に突っ込まれる。(ホットプランジ)
突っ込んだ直後電流が遮断され、溶けた金属が固まる。
冷却後フェルールを割って除去すれば仕上がる。
図−3 ネルソン方式電力アーク溶接の原理
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